キャンプ用品は、季節によって買取価格が変わる!オススメの売却時期と見極め方
キャンプ用品の買取では、これまで大切に使ってきたギアを手放し、次の持ち主に託すと同時にお金に変えることができます。「せっかくならできるだけ高く売りたい!」と思ったとき、多くの方はギアの状態に注目するでしょう。確かに、高価買取のためには「状態の良さ」が重要なポイントです。
しかし、すでに使用感や経年劣化がある場合、「今から完璧に直すのは難しい」と感じる方も多いはず。そんなときに見落としがちなのが、「売却のタイミング=季節」です。キャンプ用品は需要が春夏秋冬で大きく変わるため、同じテントやランタンでも売る時期次第で査定額が数千円〜数万円違ってくることも珍しくありません。
この記事では、キャンプ用品が高く売れるシーズンと、逆に価格が下がりやすい時期を、季節ごとの需要とあわせて解説します。
目次
キャンプ用品買取、有利な季節は「需要が高まる直前」
キャンプ用品の買取では、「いつどのようなギアを売りに出すか」によって査定額が大きく変わります。
金やプラチナといった貴金属なら、市場価格の変動を読み切るのは難しく、「売りたいと思ったときがベスト」と考える人も少なくないでしょう。
しかし、キャンプ用品に同じ考えを当てはめるのは適切ではありません。テントやランタン、登山ザックといったアイテムは、需要が高まるシーズン直前に売却することで、1〜2万円以上の差がつくこともあります。
もちろん、一年中いつでも高く売れるわけではありません。ギアの種類によって需要がピークを迎える時期は異なり、タイミングを逃せば本来より数割安い査定額になるリスクもあります。
要するに、キャンプ用品を高く売る最適なタイミングは「人々が使い始める直前の時期」。春キャンプ前のテント、夏休み直前のランタン、冬山シーズン前のシュラフなど、それぞれのピークに先回りして手放すことで、査定額を最大化できます。
このあとでは、テント・ランタン・冬用シュラフといった代表的なギアごとに、最適な売却シーズンを具体的に紹介していきます。
春夏キャンプ用品は春先から夏前が狙い目
キャンプ用品の中でも、春から夏にかけて需要が急増するギアは、この時期に売却すると高値がつきやすいです。
- テント
- タープ
- クーラーボックス
- BBQコンロやツーバーナー
特にゴールデンウィークや夏休みを前にした3月〜6月ごろは、ファミリーキャンプやグループキャンプを始めたい層の購入需要が爆発的に伸びます。新品を買うより手頃な価格で揃えたいという層が中古市場にも流れ込むため、査定額がぐっと上がるタイミングです。
一方で、夏が終わった後は需要が落ち込みやすく、特に大型テントやタープは「置き場に困る」「持ち運びが大変」という理由から売却希望者が一気に増え、供給過多で査定額が下がる傾向があります。
季節別に狙い目を押さえるのが高額買取のコツ
まとめると、キャンプ用品の買取で有利なシーズンは以下のように整理できます。
- 秋〜冬に売るのが有利なギア:ストーブ、冬用シュラフ、防寒ウェア
- 春〜夏に売るのが有利なギア:テント、タープ、クーラーボックス、BBQ用品
そして、季節性に左右されにくいのが限定モデル・廃盤品・コラボ商品です。これらは一年を通じて需要があるため、売りたいと思ったときがチャンスと言えるでしょう。
キャンプ用品の買取時期と円安の関係
| ドル円相場の年次推移(年) | 中心相場(ドル/円) |
|---|---|
| 2024年 | 151.45円 |
| 2023年 | 140.51円 |
| 2022年 | 131.45円 |
| 2021年 | 109.84円 |
| 2020年 | 106.73円 |
| 2019年 | 109.01円 |
| 2018年 | 110.30円 |
| 2017年 | 112.02円 |
| 2016年 | 108.82円 |
| 2015年 | 120.38円 |
| 2014年 | 105.92円 |
上記の推移からもわかるように、2020年以降はドル高円安が加速しています。円安の影響はブランド品だけでなく、スノーピークやヘリノックス、MSRといった海外製キャンプ用品の価格にも直撃しています。輸入コストが増大し、国内の正規販売価格は2020年以降、毎年のように値上げされるケースが目立っています。
こうした背景から、新品のキャンプ用品は気軽に手が出しづらい価格帯になり、中古市場に流れるユーザーが急増しています。さらに、訪日観光客の爆買い対象としてもキャンプギアや登山用品が注目されており、国内のリユースショップでも在庫不足が続いているのが現状です。
その結果、円安の今はキャンプ用品の買取価格が上昇しやすいタイミングといえます。新品購入が難しいユーザーや、海外からの需要が中古市場に集まることで、状態の良いテントやチェア、限定モデルのランタンなどは定価の7〜8割での取引が成立するケースも少なくありません。
つまり、円安は消費者にとっては新品価格の負担増ですが、売却を検討している人にとってはチャンス。眠っているギアを査定に出すなら、今が有利な時期だといえるでしょう。
季節感あふれるキャンプ用品は「シーズン前」が売却のチャンス
キャンプ用品は、シーズンによって需要が大きく変動します。とくに季節感が色濃く出るギアは、使う直前に市場で探す人が急増するため、売却のタイミングひとつで査定額が大きく変わります。
春・夏アイテムは「1〜3月」が狙い目
春から夏にかけては、キャンプや登山、音楽フェスなどアウトドアイベントが集中します。新品をそろえるには負担が大きい層が、中古市場に一気に流れ込む時期です。
- メッシュや軽量素材のテント・タープ
→ 夏場の通気性・持ち運びやすさから人気が高騰
- 夏用シュラフ(寝袋)
→ フェスや登山シーズン直前は需要が急増
- クーラーボックスやポータブル扇風機
→ 暑さ対策アイテムは「手軽に揃えたい」層に刺さる
ゴールデンウィークや夏休み直前には駆け込み需要で相場が跳ね上がるため、1〜3月に売りに出すと高値がつきやすくなります。
秋・冬アイテムは「9〜10月」がベストタイミング
寒さ対策ギアは、冬山シーズンの到来前に買い揃える人が多く、秋口がもっとも需要のピークになります。
- ダウンシュラフや冬用登山ウェア
→ 新品は高額のため、中古で状態の良いものが特に人気
- 石油ストーブや薪ストーブ
→ 品薄になりやすく、冬キャンプ需要で高騰
- 防寒ジャケットやブーツ
→ ファッション兼用で買う層も増え、供給不足になりやすい
9〜10月のうちに売却すれば、これから冬を迎える購入者が殺到し、査定額アップにつながります。
季節ギアは「使う直前のひとつ前」に売るのが鉄則
キャンプ用品の中でも、特に売却タイミングで大きな差が出るのが季節限定ギアです。LEDランタンやカトラリーのような通年需要のある小物とは異なり、ダウンシュラフやメッシュタープといったアイテムは需要の波が明確です。そのため時期を誤ると、同じ状態でも査定額が数割も変わってしまいます。
たとえば、真夏に冬用シュラフを持ち込んでも「当面は売れない」と判断され、在庫リスクを理由に査定は低めに。逆に真冬に夏用テントを出しても同じことが起こります。店側は「売れるまでの保管コスト」を常に計算しているからです。
では、いつ売るのが最も有利なのか。答えはシーズンが始まる直前のタイミングです。
- 夏用ギア(テント・メッシュタープ・クーラーボックスなど) → 1〜3月に売却
- 冬用ギア(ダウンシュラフ・ストーブ・防寒ウェアなど) → 9〜11月に売却
お店から見て「これから一気に需要が高まる」と判断できる時期だからこそ、自然と査定額も上がります。
シーズンを迎えてからではなく、「直前のひとつ前」に動くこと。それがキャンプ用品を高く売るための鉄則です。もし今シーズン使わないギアが眠っているなら、次のシーズン前に思い切って売却するのがベストな選択肢かもしれません。
定番キャンプ用品は年中人気
キャンプ用品の中には、季節に左右されず高価買取を期待できるものもあります。それがブランドの象徴ともいえる「定番ギア」です。
たとえばスノーピークのテントやコールマンのランタン、ヘリノックスのチェアなどは、アウトドアファンにとって必需品であり、常に需要が高いアイテムです。お店にとっても「いつでも仕入れておきたい商品」であるため、持ち込む時期に関係なく安定して高価買取が期待できます。
定番ギアTOP3
- スノーピーク:アメニティドームテント
初心者からベテランまで幅広い層に支持されるベストセラーテント。
中古市場でも回転率が高く、安定して高価査定が期待できます。 - コールマン:ワンマントルランタン
キャンプに欠かせない定番ランタン。
耐久性と補修部品の豊富さから中古でも需要が途切れません。 - ヘリノックス:チェアワン
軽量・コンパクトで世界的に人気のチェア。
アウトドアだけでなくインテリア需要もあり、中古市場でも常に高値安定。
このような定番アイテムは、季節よりも「状態」が重要な査定ポイントになります。付属品を揃え、できる限り綺麗な状態に整えてから持ち込むことで、より高い査定額を引き出せるでしょう。
アイテムによって買取の季節を調整しよう
キャンプ用品は、「いつ売っても同じ」というわけではありません。中古市場に並ぶ商品の動きを考えてみると、自然と「買取に有利な季節」が見えてきます。キャンプ用品の買取を検討し始めたら、
- どんなアイテムを売りたいのか
- そのアイテムは、どの季節に需要が高まるのか
を意識してみてください。
たとえば、テントやタープはキャンプシーズン直前の春〜初夏、冬用シュラフやストーブは秋口に売却することで高値になりやすい傾向があります。ほんの少しの工夫で、同じアイテムでも数千円以上の差がつくことも珍しくありません。
キャンプ用品・おすすめ買取シーズン表
| アイテム | 高値で売れる時期 | 理由 |
|---|---|---|
| テント・タープ | 4月〜6月 | ゴールデンウィークや夏キャンプに向けて需要増 |
| ランタン・バーナー | 5月〜8月 | キャンプやBBQシーズンで人気上昇 |
| クーラーボックス | 6月〜8月 | 夏のアウトドア・レジャー需要がピーク |
| 登山ザック | 5月〜9月 | 登山シーズン到来で需要が高まる |
| 冬用シュラフ | 10月〜12月 | 秋冬キャンプや雪山シーズン前に需要増 |
| キャンプ用ストーブ・ヒーター | 10月〜1月 | 冬キャンプ需要+家庭用代替ニーズ |
| チェア・テーブル | 5月〜9月 | キャンプ・フェスシーズンで需要拡大 |
買取時期だけでなく「どこに売るか」も考えよう
2025年現在、アウトドアブームの継続に加え、円安によって中古品が海外に流れやすい状況が続いています。日本国内で売却しても、結果的に海外のバイヤーが購入するケースが増えており、テントやランタン、登山ザックといった人気ギアは例年以上に高値で取引されやすくなっています。
とはいえ、高く売るために意識すべきなのは「時期」だけではありません。「どこに売るか」こそ査定額を左右する最大のポイントです。
総合リサイクルショップは「持ち込みやすさ」「即現金化」といった利便性がありますが、査定スタッフがアウトドアに精通しているとは限らず、希少モデルや廃盤品の価値を見落とされるリスクがあります。
一方、キャンプ用品の買取専門店は、自社で国内外に販路を持っているため、定番品からニッチなギアまでしっかりと評価してくれるのが強みです。さらに全国展開している規模の大きな専門店なら、査定経験が豊富なスタッフが在籍している可能性が高く、相場に基づいた適正な価格での買取を期待できます。
「いつ売るか」と同じくらい「どこに売るか」を意識するだけで、同じテントでも数千円から数万円の差がつくことも珍しくありません。だからこそ、売却先選びには妥協しないことが重要です。
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